Ear (open) を1週間使って感じた所感、特徴をまとめます。
1. デザイン
超コンパクトな充電ケース
厚さ19mmのスリムなデザインで、ポケットやバッグに簡単に収まります。
日常的に持ち運ぶ際にかさばらず、常に身近に置けるため、非常に便利です。
Nothing earシリーズ特有の透明なデザインが採用されており、内部の技術的な要素が見えることで、テクノロジーを感じることができます。未来的なデザインながらシンプルで、他社の模倣透明イヤホンとは一線を画しています。
直感的な収納
ケースからイヤホンをスムーズに取り出せる構造が特徴で、使いたいときにすぐに取り出せ、収納も簡単です。
収納時に磁石がしっかりとイヤホンを固定してくれるので、紛失のリスクも少なくなっています。
適当においてもパチっとハマるのは仕舞うたびに心地いいです。
2. 音質
オープンサウンド技術
Ear (open)の最大の特徴の一つは、オープンサウンド技術による開放的なリスニング体験です。
ear (Stick)よりも環境音を取り込みながら音楽を楽しめるため、周囲の状況に気を配りつつ、音楽を楽しむことができます。
特に屋外での運動の際に車の走行音などに気づきやすく便利です。
サウンドシールシステム
音漏れを最小限に抑える設計が施されており、周りの人に迷惑をかけずに自分だけの音楽を楽しめます。
実際、1週間通勤電車で使用しましたが、使用時も音漏れはほとんど感じられませんでした。
カスタムダイアフラムとチタンコーティング
低音の深みと高音のクリアさを強調するカスタムダイアフラムとチタンコーティングが施されています。
音質に関しては、LDHCなどのハイレゾに対応していないとのことだったのであまり期待していなかったのですが、思った以上に深みのある音で驚きました。
特に低音の迫力と高音の抜けが良く、全体的にバランスの取れたサウンドが楽しめます。
3. 快適性
軽量かつ安定した装着感
片耳8.1gと非常に軽量なため、長時間の使用でも耳に負担を感じません。
よく考えられた三点バランス構造により、耳にしっかりフィットし、ランニングやウォーキングなどの運動時でも安定感があります。
フィット感が良いため、装着中も外れる心配が少ないのもポイントです。
普段はランニング時にSuunto wingを使用していましたが、ear openの方が軽さと気にならなさでは優っています。
メガネやサングラスを使用する場合は装着時に多少の干渉があることに注意してください。
また、寝ながら使用することは厳しいです(後ろ側のシルバー部分の膨らみが耳に干渉します)
4. パフォーマンス
バッテリー持続時間
Ear (open)は、イヤホン単体で最大8時間、ケースを併用すれば合計30時間使用可能です。
実際の使用でもカタログスペックに近い性能を発揮し、日常使いには十分なバッテリー持続時間でした。
1日中使用してもバッテリー切れの心配が少なく、頻繁に充電する必要がない点が非常に便利です。
低遅延モード
ゲームや映像視聴時に便利な低遅延モードが搭載されており、音声と映像のズレがほとんど感じられません。
Nothing Phoneユーザーであれば、ゲーム起動時に自動的に切り替わります。
デュアル接続
複数のデバイスに同時接続でき、スマホとPCなど、異なるデバイス間での切り替えもスムーズです。
切り替えの際の遅延や接続トラブルがなく、シームレスに使用できます。
スマホで音楽を聴きつつ、さっとPCでのオンライン会議に入りたい時などに重宝します。
6. その他の特長
防水性能(IP54)
防塵・防水性能を備えており、特にスポーツやアウトドアでの使用に適しています。ランニング中や雨の日でも安心して使用できる点は、アクティブなユーザーには嬉しい機能です。
ただし、IP54のためシャワー時の使用は厳しいです。
ピンチコントロール
イヤホン本体で再生や音量調整ができるピンチコントロールは、反応が良く直感的に操作できます。
物理ボタンではなくタッチ操作ではありますが、意図通りに動作してくれるため、とても使い勝手が良いです。
nothing Xアプリでタッチ操作の割り当てを変更できます。
総評
推せる点
・模倣品には敵わない唯一無二のデザイン
・装着を忘れるほどの快適性
・非常にコンパクトなケース
気になった点
・IP等級 できればシャワーや流水環境でも使用したい
・ワイヤレス充電機能がない Earでは重宝した機能。帰宅後、定位置に奥だけで充電が完了するのはとても良かったでだけに残念
・値段 できれば2万円以下だと良かった